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「サイゼリヤ発祥の地」は千葉県市川市にある洋食店だった

わたしは、サイゼリヤが大好きです。

サイゼリヤよりも美味しいレストランは滅多にないと本気で思ってます。

少なくとも週に一度は、一人でお昼休みに食べに行ってます。

わたしのおすすめのメニューは、「柔らか青豆の温サラダ」税込み200円です

美味しくてしっかりした触感の青豆が、たっぷり山盛りで200円。

前菜に食べるのですが、これを一皿食べると結構な満足感があります。野菜を安くしっかり食べられるお店は貴重です。

いまどきは野菜も高いので、ほかの店ではちょっと考えられない価格設定です。豆は体にもいいですしね。

スーパーでこの量食べるだけの青豆を買ったら200円超えるんじゃないか、といつも思います。

さて、今日はサイゼリヤ創業者の正垣泰彦さんの、

『サイゼリヤの法則 なぜ「自分中心」をやめると、ビジネスも人生もうまくいくのか?』

をご紹介します。

サイゼリヤ発祥の地は千葉県市川市

サイゼリヤの発祥の地は千葉県市川市です。

いまから60年ちかく前の1967年、当時大学4年生だった創業者の正垣さんが、

千葉県市川市の洋食店「フルーツパーラー・サイゼリヤ」を買い取ったのが後のサイゼリヤ1号店だそうです。

大学生だった正垣さんは、新宿の「渋谷食堂」(新宿なのに渋谷です)でアルバイトをしていました。

そのアルバイトがあまりに楽しくて、17時からのシフトなのに14時に行ってみんなの仕事を手伝ったりしたそうです。

一番きつくて「みんなが逃げ出す」皿洗いも率先して行うなど、正垣さんはその店でのアルバイトにハマりました。

「こんなに仕事が楽しいんですから、教えてもらってる間は無給でいいです」

そんな風に働いていたら、コック長がお前は素質があるから店をやれ、俺達もついていくと言ってくれたそうです。

すごい話、すごい才能ですよね。

サイゼリヤは「お金を儲ける気がまったくありません」

ここからは、本書でわたしが印象に残ったポイントを紹介していきます。

印象的だったのは、サイゼリヤは「お金を儲ける気がまったくありません」という言葉です。

衝撃的ですよね。ビジネスなのに儲ける気がまったくないと。

正垣さんには、ビジョンがあるといいます。

誰でもお腹いっぱいに食べられて満足できる「安くておいしい料理」を提供したい

世界中の人に「安くておいしい料理」を提供したい。

そのビジョンのために経営しているから、儲ける気がまったくないのですね。

ビジョンを実現するために正垣社長は「サイゼリヤの料理は、高くてまずい」と言うそうです。

つまり、サイゼリヤにはまだまだ改善の余地があるのだと自分や従業員に言い聞かせるのです。

自己犠牲こそ、実は幸せになる近道

正垣さんは「自己犠牲こそ、実は幸せになる近道」だといいます。

人間の幸福は共同体への貢献だとアドラーはいいました。

「幸福とは貢献感である」と『嫌われる勇気』では定義されていました。

わたしは、幸せになる簡単な方法の一つは、ボランティアをすることだと考えています。

人間は、自分が人の役に立っていることを実感できれば幸せになるわけです。

お金を稼ぐための仕事で、人の役に立つのは必ずしも簡単ではありません。

ですが、困っている人にタダで手を貸すボランティアであれば感謝されることも多く、

自分の貢献を実感しやすいとおもうからです。

自分が儲けたり得するよりも、人に喜んでもらうほうが、なんとなくうれしい感じがするはず

確かにそうかもしれませんね。

人に喜んでほしいという、いわば「ボランティア精神」が結果的にサイゼリヤを大成功に導いたのかもしれません。

1つに絞るシンプルさが力強いエネルギーを生み出す

迷いがあるとエネルギーが失われる。」一つのことに集中することが大事だといいます。

これは名言だと思いました。

先日のナイチンゲールもそうですが、迷いのなさがとてつもない力になるのだと思います。

判断に迷わないと思い切りアクセルを踏める、前に進むことしか頭になければ一番パワーが出る、そう思います。

迷う状態がないのがシンプルで力を発揮できる。

仕事のセンターピン、コアを意識していきたいです。

一番難しいことこそ、一番喜ばれるもの

一番難しいことこそ、一番喜ばれる

たしかにそうですよね。

一番難しいことは、他の人にもできないわけですから。

他の人にできない仕事を自分だけできていたら、それは喜ばれます。

サイゼリヤにとっては、すでに一番人気だった「ミラノ風ドリア」を480円から290円に一気に値下げしたことが挑戦だったそうです。

一番人気の商品を半額に値下げする、並大抵のことではないのは明らかです。

でも、だからこそ「サイゼリヤといえばミラノ風ドリア」という看板になったのだと思います。

そしてさらに飛躍していったのだと思います。

わたしも初めてサイゼリヤを知ったのも、初めて食べたのも「ミラノ風ドリア」でした。

中学か高校のときだったと記憶していますが、美味しいのにめちゃくちゃ安いとインパクトは今でも覚えています。

まとめ

以上、サイゼリヤ創業者の正垣泰彦さんの『サイゼリヤの法則 なぜ「自分中心」をやめると、ビジネスも人生もうまくいくのか?』をご紹介しました。

とにかく人を喜ばせたい、という思いがこれだけの大成功を導いたのだと勉強になります。

シンプルに一つのことを突き詰める大切さも学びました。

仕事に使える哲学を学びたいすべてのビジネスマンにこの本をおすすめします。

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