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【本紹介】『ユニクロ』杉本貴司(著)_前編

今日は最近話題の、『ユニクロ』杉本貴司(著)を読みました。

この本は、ユニクロを作った柳井正さんとユニクロの物語です。

いわば「ユニクロのつくり方」です。

この本はSNSでも素晴らしいという声が多かったですが、本当に素晴らしいです。

1冊での学びが多いため、今回は前編とします。

特に勉強になった箇所を紹介します。

ノートに綴った自己分析

東京の大学を卒業した柳井さんは、実家である山口県宇部市の小郡商事という紳士服店を継ぎます。

しかし間もなく、父の代からの古参社員たちの多くが小郡商事を去ってしまうという壁にぶち当たります。

周囲に相談できる人のいなかった柳井さんは、「自分自身と向き合うことにした」といいます。

(俺の短所はなんなのか。逆に長所はなんだ)

仕事の後でお酒も飲まずに一人で悶々と考えてノートに書き記していきました。

そうしてたどり着いた思考法が

「できないことはしない」、「できることを優先順位をつけてやる」

というシンプルな思考法でした。

できることにだけエネルギーを割くという哲学は、「しないことを決めるのが経営で最も重要」という考えにも繋がります。

ユニクロのヒント

柳井さんは非常に熱心な読書家だといいます。

宇部という田舎町で周りに相談できる人がいない柳井さんは、

世界の叡智と会話することができる本にもそのヒントを求めた」そうです。

また本書では、

柳井家の小郡商事が東京の繁華街にあったらユニクロは生まれなかったのではないか」

とも言っています。

業界の真ん中じゃないからこそ、革新的なビジネスモデルを作り上げることができたのだと思います。

制約条件があるから創意工夫が生まれる

先日読んだダイソーやサイゼリヤにも通じると思います。

柳井さんは、敬愛する松下幸之助さんについてこのように言っています。

逆説的な言い方ですが、幸之助さんが恵まれていたのは、恵まれていなかったこと、つまり何もなかったことなんじゃないかと思うんです。

(中略)

恵まれていないからこそ創意工夫でなんとでもできるから

海外への視察旅行も繰り返していたなど、

書物だけでなく海の向こうの世界にも成功のヒントを求めて」いったそうです。

勇敢に、誰よりも先に、人と違ったことを

「Be daring, Be first, Be different」(勇敢に、誰よりも先に、人と違ったことを)

これは、マクドナルドを世界一のハンバーガーチェーンにしたレイ・クロックの言葉です。

レイ・クロックのことを本で読んだ柳井さんは、この言葉を手帳に書き写して何度も読み返したそうです。

レイ・クロックはファーストフードチェーンという新しい業態を作り上げた人です。

柳井さんは、ファストフードのような、紳士服のファーストチェーンを発想しました。

柳井流の読書術では「ならば、自分には何ができる「もし自分だったらどうするか」と考え、

筆者と対話するのだそうです。

柳井さんを変えた一冊の本

柳井さんを変えた一冊の本があるといいます。

それはアメリカのハロルド・ジェニーンという経営者が書いた『プロフェッショナルマネジャー』という本でした。

そこから2つの重要な学びを得たといいます。

1つ目が、現実の延長線上に目標を置いてはならないというものです。

現実の延長線上に目標を置いてはならない

もう一つがジェニーンが唱える「三行の経営論」です。

本を読むときは、初めから終わりへと読む

ビジネスの経営はそれとは逆だ

終わりから始めて、そこへ到達するためにできる限りのことをするのだ

この2つの教えにしたがい柳井さんは、

当時のユニクロにとって現実の延長線上にはない「終わり」を定めました。

世界一という目標です。

まとめ

以上、『ユニクロ』杉本貴司(著)を紹介しました。

あの柳井さんが、たった一人で本を読んで経営を勉強していたことは勇気づけられます。

本を読めば不可能はないのだ、というメッセージを受け取りました。

本日は前編ということで、明日に続きます。

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