啓発本 目標達成

『道をひらく』松下幸之助著

「今日、あなたは真剣に仕事をしましたか?」

突然、こう言われるとドキッとしないでしょうか。

お仕事ではなくても、家事でも、受験勉強でも、サッカーの練習でも構いません。

今日一日、あるいはこの一週間、"真剣に"やりましたでしょうか?

なかなか胸を張って答えるのは難しいですよね。

「わたしは今日、真剣に仕事をしましたよ。当然です」と、言える人は少ないのではないでしょうか。

今日、紹介する本は松下幸之助さんの『道をひらく』です。

ユニクロの柳井社長も読んでいる

あのユニクロを作ったファーストリテイリングの柳井社長は、

松下幸之助さんの著書で経営を学んだと語っています。

さらに彼は、

「なぜ若い人は幸之助さんにもっと学ばないのか、不思議でなりません」

とまで言っています。

ある時代にはこの方は経営の神様とまで言われていました。

日本中の子どもたちが憧れる経営者だったそうです。

この『道をひらく』の表示には、「530万部突破」と書いてあります。

そして530万部ってちょっと聞いたことがない数字です。500万部も売れることってあるのですね。

気づき・学び

本書で印象に残った箇所を、引用で紹介したいと思います。

人生は真剣勝負である。だからどんな小さな事にでも、生命をかけて真剣にやらなければならない。

厳しい。厳しすぎる。

最近、あまり「真剣勝負」という言葉聞かないですね。「真剣にやる」とかもあまり使わないかもしれません。

会社で部下や同僚に「真剣に仕事をしろ」なんて言ったら、ケンカになるかパワハラと言われかねません。

でも、そういう時代だからこそ、

自分だけは「真剣勝負」で仕事をしたら人を凌ぐ成果を上げられかもしれないな、と思いました。

こういう厳しい言葉は他人に向けるのではなく、

自分に言い聞かせることで自己成長できるのではないかと、わたしは思います。

他人の道に心をうばわれ、思案にくれて立ちすくんでいても、道はすこしもひらけない。道を開くためには、まず歩まねばならぬ。

「道」という冒頭の項です。

「自分には自分に与えられた道がある」と言います。

思うのですが、成功する人はみな自分だけの道を一歩ずつ歩いてきたのではないでしょうか。

Youtuber ヒカルさんの「道」

昨日、人気youtuberのヒカルさんの動画を見ました。

ある女優の方とお付き合いしていることを週刊誌に撮られたが、

記事が出る前にスクープの内容を自分で話してしまう、というのが動画の内容でした。

おかしな感想かもしれませんが、これもヒカルさんの「道」ではないかと思います。

動画の内容よりもわたしの心に残ったのは、

「10年以上youtubeやってますから」「炎上慣れしすぎている」という言葉です。

そっかこの人若く見えるけど、もう10年以上youtubeやってるんだなという気づきです。

当たり前ですがヒカルさんだって、最初は有名人じゃありませんでした。

わたしはyoutuberの動画の製作に詳しくはありませんが、

「人気が出るかも分からない、youtubeの動画を継続的にアップし続ける」

というのは並々ならぬ努力だと思います。

それに、「炎上慣れ」しているということは、

慣れるまでは悔しい思いもしてきたという裏返しにも取れました。

派手な成功の裏には、道を一歩ずつ歩んでいるのだと思います。

志を立てれば、事はもはや半ばは達せられたといってよい。

この言葉には勇気づけられます。

志あるところ、道は必ず開けるのだと松下は言います。

わたしも自分の目標をノートに書いて、毎日毎晩確認しています。

もはや半ばは達せられたと思うと、あとは行動するだけだと前向きな気持ちがわいてきます。

目標は分解するとよい

これはわたしの考えですが、

目標を立てたら可能な限り簡単なtodoに分解すると達成できると思います。

分解して今日やるtodoに落とし込むことができれば、あとは継続するだけです。

すると成果は勝手についてきます。

これは経験ですが、ダイエットするときも「〇kg痩せる」ことを目標にするよりも、

「筋トレを週2回、継続すること」を目標にしたら成功しました。

自分にとって簡単な目標に分解(1回20分の筋トレ)して、

週2回という続けられる回数に設定したからだと思います。

簡単にできることを、忙しくても可能な頻度で、

気が付いたら3か月続けていて、気が付いたら勝手に痩せていました。

志を立てたら、それを日々の行動に分解すると、達成しやすくなりますよ。

せっかくの99%の貴重な成果も、残りの1%の止めがしっかりと刺されていなかったら、それは始めから無きに等しい。

これまた厳しい言葉ですが、自分の仕事を省みました。

つい忙しいと、仕事は雑になりがちです。

ましてや99%終わった段階で気を抜いてしまう、ということはあります。

忙しいから早く終わらせて、次の仕事に取り掛かりたい。

それをぐっと我慢して、99%終わった仕事を最後の1パーセントまで、

きちんと見届けよう、そういう仕事の仕方を心がけたいと思いました。

明日からできる3つの行動

ここまで松下幸之助さんの『道をひらく』から、

わたしが特に学びになったポイントを紹介してきました。

最後に、紹介した本書からの3つの学びから、3つのtodoに落とし込んで終わりたいと思います。

①まず歩まねばならぬ

毎日、ブログを書く

②志を立てれば、事は半ば達せられた

目標を立て、それを毎日の朝と晩に確認する

③止めを刺す

(日々の仕事で)最後まで手を抜かず、完了まで見届ける

以上、松下幸之助さん著『道をひらく』をご紹介しました。

530万部も売れたほどの名著中の名著ですので、すべての方にオススメしたいと思います。

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